Welcome To Taiwan East Coast

關於東海岸大地藝術節

About Taiwan East Coast Land Art

台湾交通部観光局東部海岸観光局風景区管理処は2018年に4回目となる東海岸大地芸術祭を開催する。東部海岸風景区にて、東海岸の自然環境、地形、空間美学などを取り入れた作品で、東海岸ならではの大地の悠々な美学表現する予定だ。この芸術祭は現地住み込み創作、地元の参加に重きを置いてあり、芸術が自然や人文との間に生まれるコミュニケーション、東海岸の気候と環境地形に適応することを強調している。現代の文化観光政策を通じ、ローカルと国際的なの芸術の力を集め、東海岸特有の文化と地形風貌の表現を目的としている。

2019策展論述

2019 Curatorial Discussion

2019《潮間共生》の「潮騒の歌」

台湾諸島東部が世界の島々と海洋図の中における位置を探索してきました。2019年の東海岸大地芸術祭では「潮騒の歌」をサブタイトルに、東海岸における生活の時間感覚について討論して行きます。旅人たちはよく、「花東は本当にのんびりしていて、素敵な場所だ!」と言いますが、実際にここで生活している方に言わせると、「全然のんびりしていない。毎日忙しくてたまらない」そうです。ここで生活する者は、生活のリズムを四季に合わせて調節します。例えば長い夏になると、午前十時から午後三時の猛烈な日差しを避けるため、朝日が登る前から仕事を始めます。冬になると東北より季節風が吹きはじめ、魚の群れも冬を過ごすために海流に乗って南の方へやってきます。一番風や波が強い時期ですが、漁師にとって一番忙しい時期でもあるのです。その他にも毎日、長い長い海岸線で海藻、貝類や魚を捕る阿美族の方たちには、体内に潮の満ち引きが自動で計算できる機械が組み込まれているようで、潮間帯で採取している時でも、頭をあげて波を注意深く観察しています。3つの大きな波と5つの小さな波。

潮騒ぎに合わせて頭を上げたり下げたりしており、のんびりしているように見えますが、実際にはとても集中する必要があり、代々蓄積してきた知恵と経験が必要なのです。これが東海岸生活における独特なリズムなのです。そこで2019年は「潮騒の歌」のテーマを借り、月光海音楽会の音楽と舞踏デザイン、年度の駐在創作発表などを通し、東海岸の生活が海洋の潮の満ち引きに深く影響され、育まれてきたローカル文化と独特な音楽性と時間感覚を再現します。