台湾交通部観光局東部海岸観光局風景区管理処は2018年に4回目となる東海岸大地芸術祭を開催する。東部海岸風景区にて、東海岸の自然環境、地形、空間美学などを取り入れた作品で、東海岸ならではの大地の悠々な美学表現する予定だ。この芸術祭は現地住み込み創作、地元の参加に重きを置いてあり、芸術が自然や人文との間に生まれるコミュニケーション、東海岸の気候と環境地形に適応することを強調している。現代の文化観光政策を通じ、ローカルと国際的なの芸術の力を集め、東海岸特有の文化と地形風貌の表現を目的としている。
ユーラシアプレートとフィリピン海洋プレートの衝突により台湾島が形成されました。この衝突は600万年前から、今日に至るまで止まることなく続いています。海洋プレートが大陸プレートに埋もれていく過程で山脈が形成されますが、東海岸の海岸山脈はまさにフィリピンプレートの最前線であり、ユーラシアプレートに属する大陸プレートにある中央山脈を押し続けています。花東縦谷はこの二つのプレートが「聚合」する地域であり、台湾島が形成されるプロセスは、現在でも私達の足元で絶えず発生しています。
「東海岸大地芸術祭」における「大地」の概念は、単なる「土地」ではなく、「海洋と陸地が接触する場所」を指しています。東海岸大地芸術祭は、台湾が大海原と向き合う最前線である島の辺界、境目での能動性と主体性を見つめ続けていきたいと思っています。島の一番辺境であるからこそ、花東は人と人、人と大自然における一番バランスの良い、詩的な空間を保てるのだと思います。
花東山海は過去より人と自然、そして各民族の文化がぶつかり合い、混じり合い、共生する場所でした。ユーラシアプレートとフィリピン海洋プレートが衝突する最前線であり、台湾島が現在進行系で誕生している現場でもあります。また、台湾で最も古い人類文明遺跡、最も新しいプレート運動と文化共生など、ここでは全てが存在しており。一番遠い場所にある辺境の地ですが、実際には台湾が世界文明プレート運動での縮図です。私達は常に様々な文明や自然が激しくぶつかり合う最前線にいて、最も激しい衝突の中で生き、聚合し、無限の可能性を生み出しています。