藝術家簡介
李蕢至
視覺藝術 / 大地藝術
www.leekueichih.com
李簣至は1979年、台湾雲林で生まれ、主に大地芸術(特定場所アート)をやっています。大自然の中に入って大自然から学び、自分自身と大自然の関係、物理性労働と有機世界に対する観察から、自然元素とコミュニケーションを取り、内なる魂と意識を理解し、自然哲学を表現しています。現在は台湾と世界各地で創作を続けています。李簣至の作品はオリエンタル哲学の中でも最も力のあるもの-「水」を思考の媒体としており、自然の中で流れる時間を彫刻し、周囲の環境と交流し共存しています。彼の自然彫刻は動と静と心の内外の狭間にあり、形ある世界と形ない宇宙をつなげ、人と自然と環境の関係を探求しています。「時間を彫刻すると同時に自分をも彫刻している」。
Lua Rivera
視覺藝術
www.luarivera.com
Lua Riveraは2013年にメキシコモレロス自治大学ビジュアルアート学院卒業、2016年には修士学位を取得しました。在学期間中、Luaは違った技法と領域を超えた創作を試み、何回も展示会を開いた経験があります。彼女の多くの作品には、昔から語り継がれてきた神話伝説と、現代人の物語が融合されています。
作品簡介
転変 / In Transition
素材:異形鉄筋、流木、竹、海洋廃棄物、縄
サイズ:30m(L) x 16m(W) x 4m(H)
機構の変遷と温室効果ガスの増加は密接に関係していて、その影響は直接的にも間接的にも人類の生活と自然生態環境に反映されています。近年ますます猛烈に各地で発生していて、例えばグリーンランドの氷山融解、サンゴ礁の大規模死亡、森林火災などです。また、温暖化は海洋温度を上げ、大気中の二酸化炭素濃度が上がり続けていることも、地球の自然構造に影響を与えています。私達の生態、海流、水の循環系統も変わり、海進現象も加速し、台風の威力も強くなっています。台風は地球気候の自然現象であり、台湾でもよく見られる天気現象です。作品の造形は台風からインスピレーションを得ました。作品の名前は「転変」です。自然物と人類が海洋活動を行ったあとにできた廃棄物から作られた環境彫刻です。山と海の境目にある大地で、山と海の属性を持った竹と流木に海洋廃棄物を合わせ、自然の流動的な状態を表現し、台風の形をした休息地であり、人と自然の関係を考える空間を創作しました。この作品は「2020東海岸大地芸術祭」のテーマ「辺界聚合」にも呼応し、台湾東海岸が育んできた多民族かつ多元的で流動的な特性と文化をも表現しており、同時に私達が生活している環境の現状と、永続的発展と均衡の重要さを強調しています。