藝術家簡介
夏曼‧瑪德諾‧米斯卡(シャマン・マデノ・ミスカ)
1970年に台湾の蘭嶼東清村で生まれた達悟族のアーティスト、別名フィーユ(飛魚)は、台湾の先住民社会運動が盛り上がっていた時期と、復興美工学校就学時と重なりました。そのため、彼は絵画を通じて先住民の状況に対する彼の考えを表現する創作活動を開始しました。例えば、達悟族の正名運動や蘭嶼の核廃棄物問題などです。彼が20年以上前に台湾の東海岸都蘭周辺に定住して以来、油絵の制作に加えて、フィーユは漂流木を使ったインスタレーション作品の制作も始め、生活と土地、海洋との関係を探求してきました。彼が達悟族のアイデンティティに目覚めた瞬間から、彼は常に「真の達悟族の生活に戻る方法」を実践してきました。そして、芸術創作も達悟族の生活の一部を実践する手段なのです。
作品介紹
大きな尻尾とTATALAとの千年の約束
都歴東管処
鉄筋
300*250cm、180*250cm
この作品は、アーティストの部落の前に広がる海からのインスピレーションを受けており、春に訪れる大きなクジラに由来しています。達悟族の人々は、飛魚の漁期前にクジラが現れると、大量の飛魚が現れると信じています。そのため、クジラは繁栄と豊穣の象徴とされています。作品の形状は、クジラの尾と達悟族の漁船を組み合わせており、子供の視点から発せられる驚きの声、「わ〜、すごく大きな尾っぽだ!」を表現しています。
TATALAの歌~
黒潮の暖流が神々の定めた道を流れてくるたびに
祖先たちの海域を温めます
私はすでに待ち構えている浜辺に立ち
帆を掲げて航海を始めます
MINAMORONGが照らす場所に従って
AMOMOBOとの約束の湾に向かいます
私は年ごとに 古代の千年の約束に従って行動します
鯨の歌~
天神からの指示で飛魚の群れを導く役割を果たし
MINAMAHABTENGの下へやってきます
私は年ごとに
魚を呼ぶ祭りの歌声の響く湾へと泳ぎます
古代の千年の約束を果たしていきます
注: * TATALA(達悟族漁の船)。
* AMOMOBO(達悟語:クジラ)。
* MINAMORONG(南十字星)。
* MINAMAHABTENG(北極星)。