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希巨蘇飛

藝術家簡介

都蘭出身、台東農工卒、阿美族の木彫刻師です。若い頃は都市部で放浪し、建築現場などで働いていたこともありましたが、三義や原住民の木彫刻師に出会い、木彫刻の道を歩み始めました。身も魂も部落と土地に捧げた原住民芸術家です。25年前に個人アトリエを開いて以来創作を続け、都蘭小学校、都蘭中学校、泰源中学校、泰源小学校、寧埔小学校、都蘭コミュニティ、永安コミュニティ等の学校やコミュニティで木彫刻教室を開いており、様々な個展や、国立清華大学、国立沖縄美術館と個展を開いたこともあります。2006年からは「高砂的翅膀(高砂の翼)」シリーズの創作を始め、日本統治時代に兵士として徴用された原住民老兵の魂のために、帰郷の道標を彫り始めました。いくつかの作品は高雄市立美術館と国家美術館によって保存されています。現在は創作と同時に、都蘭部落にある個人の「希巨蘇飛ワークショップ」を経営しています。

作品簡介

Matako no kelah/引き潮に追いつかれ

Masi’acとは阿美族が潮の満ち引きが交差する時間帯を指し、水の流れが強く複雑な時間帯で、海中や潮間帯にいる生き物はこの時に移動します。阿美族にとってこの時間帯はMicekiw(貝類、海藻類を採ること)とTafokod(投網を投げること)の絶好の時間なのです。年配の方によるとKasi’acanに海に入る体力があれば、より多く獲物が獲れるそうです。Masi’acとは交代の時間帯で、水がまだ沢山ある時と、完全に引いてしまう時が瞬時に入れ替わります。貝類はMasi’acに入ると閉じた防御状態を解き、餌を探したり求愛行動を行います。閉じた状態から開いた状態になりますが、捕食者も同時にやってくるので、Masi’acは生存をかけた、機会と危険に溢れた時間帯なのです。潮間帯にいる生き物や、それらを獲る部族の人、狩るものと狩られるもの、それぞれがMasi’acの時に一瞬の判断をします。もし潮間帯の生き物が最適なタイミングで生き残れるポジションを見つけることができなかったら、もし漁師が投網を戻すタイミングを見逃してしまったら。一瞬で潮が一番底まで引いてしまうと、生き物たちは露わになった岩礁に取り残され、網に囚われた魚も酸欠で死に腐ってしまいます。私達の人生も、常にこのような時間帯にあるのではないでしょうか?

駐地創作地點

都蘭鼻
016siki