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09/03|零捌玖

長年に渡り北部で生活してきた排湾族の林群哲は、ストリートダンス、ポップダンスや芸能界で20数年努力してきたが、自分の能力を活かして故郷に貢献するために帰郷した。原住民の伝統舞踏とポップダンスを組み合わせ、創造力に満ちた、台湾だけのポップダンスを作り上げた。自分の文化を組み合わせ、個人的魅力に満ち溢れたダンス、それが089舞踏だ。

2011年、林群哲はSuming舒米恩が主催するコンサートのダンスディレクターを担当し、舒米恩の音楽創作に合わせ、原住民伝統舞踏をポップダンスの中に取りようと試みたが、当時は原住民舞踏についての理解が深くなかったため、全体的に納得できる演出ができなかったと感じていた。

2011年7月、Matzkaがコンサート開催する際、林群哲を招いてともに舞踏による演出を行った。二人の故郷である台東のジップコード『089』をグループ名にし、原住民のストリートダンサーを集めた。その後、子供が生まれ、夫婦ともに台東で子供を育てたかったこともあり、2014年には故郷へもどりダンスワークショップを成立、自分が得意とするダンスで子供たちと一緒に成長したいと願いを込めた。2016年には台東県文化処にて零捌玖ダンスワークショップを登録。原住民伝統舞踏をポップダンスと組み合わせ、『I POP』スタイルを作り上げた。

『I』Indigenous:特定の場所で早期から定住しているグループを指す。外来者による現地住民の呼び名であり、もとの意味は現地住民、原住民である。その他にも『生まれ持った、固有の、内なる』と解釈できる。

『POP』Popular Art:一般的文化と芸術の間にある関連性を探求するアート行動である。POP芸術は抽象的表現を覆し、シンボル、商標など具体的な大衆文化をテーマとしている。零捌玖の演出も現地のシンボルやはやりの文化などと結びつけており、大衆文化のテーマから台湾民族文化の意義を引き出そうと試みている。

原始林樂團

2020月光.海/九月份/演出團隊